KY活動とは

労働災害の主な要因は、見間違いや聞き間違いなどのヒューマンエラーによるものとされています。
ヒューマンエラーを防止し、事故・災害を未然に防ぐ取り組みとして、KY活動というものがあります。
この記事ではKY活動について解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。

KY活動とは

現状の把握

まずは現状を把握することが大切です。
作業を開始する前に、その作業に「どのような危険が潜んでいるか」を職場全体で話し合います。
普段とは異なる目線から考えることで、作業中に気づかない危険な箇所やリスクを抽出することができます。

対策の立案

話し合いで洗い出した危険性をさらに掘り下げ「危険の本質的な原因はなにか」を探ります。
また「どのようにすれば危険を回避できるのか」といった、具体的な対策を立案します。

目標設定と実践

事故・災害防止のために立てた対策が確実に実施されるよう、行動目標を設定します。
朝礼での目標の唱和やミーティングで達成進捗を確認するなど、現場の仕組みとして定着させることが大切です。
そして作業開始後は、一人ひとりが危険ポイントを確認しながら、決定した対策に基づいて業務を進めていきます。

まとめ

KY活動は、現場での作業を始める前に危険要因を見つけ出し、万一の事故が起こらないように対策を考え確実に実施していくものです。
また労働災害を未然に防ぐだけでなく、作業者の危険に対する意識を高め、一人ひとりが責任感を持って現場に臨む効果も期待できます。
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